【13-B-6】アドビが変えるRIAデザイナーデベロッパーワークフロー
Adobe社によるRIA開発環境のワークフロー改善提案
特にFlash CS4とFlex Builderの間を埋める新製品Flash Catalystの紹介。
2日目のセッションの中ではもっとも興奮したかもしれない。
Catalystはデザインも開発も一人といった少数制作の現場でも
すごく有効。Windows版が出ればすぐにでも使いたい。
現状ではいちいち変換の手間が掛かる現状はFlashで全部片付けてしまうか、
大きな壁をよじ登ってFlexに行くか、とても悩ましい。
13-B-6 アドビが変えるRIAデザイナーデベロッパーワークフロー ◆自己紹介 アドビシステムズ株式会社 Webグループ デベロッパーマーケティングスペシャリスト 轟 啓介 ◆概要 ・RIAの課題 ・いまのRIA開発に必要なこと ・AdobeのRIA ◆RIAの課題 採算性 - 従来のWebよりお金がかかるのでは? → イニシャルコストだけで評価される場合に多い課題 満足度 - 導入効果が不明確 Webの単純な置き換えでは失敗してしまう → なぜFlashなのか、RIAなのかを洗い出す ユーザビリティの追及 RIAのコアが何であるのか、理解されていない ◆課題に対して いいアプリケーションでランニングコストを下げるのはもちろんイニシャルコストを下げる 結局使えない、といわれるものを作らない為には開発プロセスの改善 ユーザにとってユーザエクスぺリエンスがすべて 操作性だけではなくてパフォーマンスまで含めて作りこむ プロトタイプによる開発が有効 初期の方向性のズレをカバーする。検証、フィードバックを目的に。 ・情報の整理 ・操作性とフィードバックを確認 実際に動くプロトタイプは開発コストがかかるので作り込み時にはどこまで必要か、注意が必要 ◆Adobe Flash Platform Flashをコアとしたツールを投入、ワークフローの可能性を広げる 今日のトピック ・Flex ・Flash Catalyst★新規ツール ◆Flexとは ・デベロッパーのためのFlashフレームワーク(無償提供) ・開発効率の向上 ・サーバサイドの技術をクライアントに持ち込む ・次世代Flexフレームワーク "Gumbo" 今年の秋ごろに出荷 Look&FeelとLogicを分離 Look:デザイン(塗りや線)、 Feel:ボタンをクリックしたときの動作など これらをFXG形式で定義、FlashとFlexのシームレスなワークフローを確保 Gumboコンポーネントは SkinClassとしてLook&Feelを指定できる★ 内部的には Look :Skin Classとして定義 Feel :Effect指定で定義 Logic:機能クラス、コンポーネントとして定義 ◆Flash Catalyst インタラクションデザインツール Flexの技術を使わないで開発者向けに変換できる★ デザインからロジックのつながり方 Flash CS4 :FXGでの書き出しに対応 Flash Catalyst:FXGをFXPに変換 Flex Builder3:FXPを読み込む 一方通行ではなくて、当然Flexから戻れる。 GUIでインタラクションを追加できるということはトライが簡単。 ターゲットユーザ ・ビジュアル・デザイン ・インフォメーションアーキテクト ・パーツ作成者 ◆デモ MAX 2008 Preview‐ 215233(プレビュー以下) 見た目の印象: キャンバスに絵をかける。 ただ変換するだけではなさそう。 FXGへの変換処理。Flexビルダーど同じようにコードビューとデザインビューを持つ 書いた絵をFlexのコンポーネントに変換できる 動作 スキンクラスに必要な情報を記述 Stateへの変更、トランディションに対して変更が可能 AIRへの書き出しが可能 読み込み時にFXGに変換するので時間がかかる デザイナが作ったものを開発者が手作業で変換する作業量は馬鹿にできない → Catarystの着目部分。 疑問点 ・Stateの管理が行えるが、複雑なモーションはFlashの役目か? ・エフェクトの種類は? イベントハンドラの追加がGUIで可能。 クリックしたときにStateを変更できる。プログラミングなしでできちゃう。 デザイナ、開発者のロジックがカタリスト上で結合させることができる 作業領域を分離したまま共同作業がやりやすい CS4-FC-FX "Gumbo" シームレスなワークフローが完成