Google I/O 2013 個人的なまとめ
今年のGoogle I/Oは熱狂のあとの思索だという印象でした。Googleのもつ2つのプラットフォーム、AndroidとChromeは、どちらもオープンソースとして公開して一定のシェアを獲得するに至ってます。AndroidはモバイルOSとしては世界一普及しており、Chromeは世界で最も人気のあるブラウザ。
2年前に1億を超えたとおもったAndroidのアクティベートは現在、9億に達するほど。世界の人口は70億人、うち45億人はAndroidの普及率が10%しかない地域に住んでおり、Androidとどまるところを知らずに広がっていくでしょう。
では、その次は? - OK,Google.
答えの一つといえるのが機会学習、ビッグデータ解析によるユーザー行動の先読みです。駅で検索するとしたら路線では?観光地ならランドマークでは…。予測をもとにしたら先読み検索はとても便利な機能。検索するためのインプットとしてソーシャルグラフ、音声認識(Siriのような)インテリジェンスを使い、いままでの強みを生かしながらの新しいサービスを作る。アプローチとしては王道ながらも、だれも経験したことのない分野を切り開きたい(そう、AndroidやChromeのように。)。そんな意図があるのかと。
Googleの主力は(いつも)Webであり、検索技術
そのほかにも多くのテーマを取り上げてますが、多くのプロダクトで検索、データ解析/加工がメイン。どのテーマもAndroidとChromeの成功に並んだわけではなく試行錯誤を続けている雰囲気を感じます。とくにGoogle+は41もの機能更新。よりSNSに力を注ぐ姿勢を表明しました。
静かなGoogle I/Oでしたが決して力がなくなったわけではないという印象です。
Google Game Service
複数端末の協調動作、Cloud Saveによるセーブデータのクラウド保存、複数の機種での共有など。
詳細はこちら。http://techbooster.org/android/multimedia/16102/
Android Studio
IntelliJベースの統合開発環境。レイアウトのライブコーディングやたくさんの端末を一気に確認する、
多言語確認など非常に強力な機能を備えています。
詳細はこちらにまとめました。 http://techbooster.org/android/environment/16089/
Google Playの強化
アプリのインストール導線の確認、アプリ利用状況、国別の売上、限定した人に配るベータテスト機能など
http://techbooster.org/android/environment/16112/
その他ポイント的な。
Chromeブラウザ
Google Playの教育参入
Google+は写真加工を強化